わが子をいじめられやすい子にしないためにはどうしたらいい?

自分の子がいじめられないように、と親なら絶対考えるはずです。

そしていじめっ子にもなってほしくないとも思っているはずです。

実はいじめられる子といじめる子は同じ問題を抱えていることがあるんです。

前回の続きで、今日はいじめられやすい子について書きますね。

人とのコミュニケーションが苦手な今の子どもたち

まず最初に、いじめられる子は絶対に悪くありません。

時々、いじめられるお前も悪いところがある、とかなんとか言う先生がいるらしいですけれど、絶対絶対、そんなことないです。

いじめられる子が相手の気持ちをよく考えないで言葉を発してしまい、そのことが元でいじめられたとしても、いじめてはいけないんです。

そういう場合先生は、相手をいじめて言われて嫌だった自分の気持ちを発散するのではなく、このように言われて嫌だったということを相手にきちんと言うように指導するのがよいと私は思います。

今の子供はコミュニケーションがヘタだと言われますが、上手に人と関われないことがいじめの原因のひとつでもあるのかなと思います。

イヤと言えない子はいじめられる?

いじめられてしまう子は、お友達に強く出られるとイヤと言えないことがあります。

使い走りにされてしまうような子はお友達に「これやって。」と言われたときに、イヤと言えないために、次第にお友達との関係が主従関係のようになってしまうことがあります。

「イヤと言えない」
これは大変重要なポイントです。

なぜイヤと言えないのか、ということです。

お母さん、お父さんだって、嫌と言えないこと、たくさんありますよね。
そういうとき、どんなことが心の中で起きていますか?

イヤと言うのが怖い(断るのが怖い)

怖いんです。
言ったらどうなるか分かっているから怖いんです。
ここ、ポイントです。

どうなるか分かっているから、怖い?
どうして分かってるんでしょうか?

今までの経験から分かるんですね。
では、今までの経験ってどんな経験でしょうか?

子供は親子関係から一番最初にコミュニケーションを学びます。
その最初に学ぶコミュニケーションの方法を使って親以外の人とのコミュニケーションをしようとします。

例えば親が「言うことを聞け」と強制していたら?

人の言うことを聞かないと愛されないと思うようになる

親が言うことを聞け!といつも言っていたら、子どもは人の言うことを聞かないと愛されないと無意識に考えるようになります。

うちの子はいうことを聞けと言っても聞かないから大丈夫と思った方、そうではないんです。

子供は親の思うとおり行動してなくても、親の言うことを聞かなければいけないと考えるようになるんです。

親がそのように子どもに言っていて、子どもがそれに反発していたとしても、です。

将来好きな人が出来たり、どうしてもこの人から嫌われてはいけないという場面がくると、無意識に言うことをきかなければならないと考えるようになりがちです。

※どうしてもこの人から嫌われてはいけない場面というのは、仕事で上司から自分の言うことを聞かないと不利な立場にするぞと言われたり、何かでとてもお世話になった方が悪い人だったとしてもその人のため、またはその人から嫌われたくないがために、言うことを聞くと社会の常識に反してると思っても、言うことを聞こうとしてしまいやすくなるということです。

落ち着いて意識的に行動できるときは、その場に応じた様々な対応が出来るかもしれません。

ですが、無意識に反応してしまうとっさのときや、頭が真っ白になってしまったとき、それからどう振舞ってよいか分からなくなってしまったときもイヤと言えなくなりがちです。

親とのコミュニケーションがその子の原始的コミュニケーションになるから

言うことを聞かなかったとき、親が怒る、親は怒るんだ、ほかの人も言うことを聞かなかったら怒るんだ、怒られたくない、と無意識に反応してしまいやすくなります。

子供は(人は)親とのコミュニケーションをほかの人とのコミュニケーションでも再現しようとしてしまうからです。

だからいじめられやすい子は、相手が自分より強いと思うと怖くてイヤと言えなくなってしまうのです。

これはイヤと言えない理由の全てではありません。

一例です。

いじめられる子も自分自身を大切にできていない場合がある

たとえば親が子供を操作しようとせず、子供のイヤを認めてあげられていれば、無意識に言うことを聞かなければならない、と感じることは少ないでしょう。

「どうして僕が(私が)それをしなきゃいけないの?」と断る、あるいは逃げることが出来るでしょう。

自分のしたくないこと、自分がイヤだと思うことを友人に言われたからとやってしまうということは、自分を大切に出来ないということにほかなりません。

いじめられる子もいじめる子同様、自分を大切に出来ていない場合があるのです。

この場合のいじめられる子は自分の感情を大切に出来ないのです。

どういうことかというと、自分の感じ方、感情は粗末に扱われても仕方がないと思ってしまいがちだからです。

親からありのままを認めてもらえているといじめを受けても親に助けを求められる

いじめられているのに親に言えないのは仕方のないことです。

自分は弱い、あるいは恥ずかしい人間だと親に告白するようなものですから。

でも親からそのまま認めてもらえていると子供が実感できていれば、どんな弱い自分でも恥ずかしい自分でも、親は認めてくれると分かるから、親に助けを求められる場合が多いでしょう。

また、どうしても親に言えなくても、友達に相談する、先生に助けを求める、逃げるなど自分で回避する方法を考えられるでしょう。

親は大切に育ててきているはずなのに、子どもが大切だと思っていることが子どもに伝わっていないなんてもったいない!

とても残念なことです。

どんな親も子どもがかわいくない親なんていないのに、もったいないです。

子どもへの愛情の伝え方を学ぼう

私の親がまさにそのパターンで、親の愛情を私に伝えるのが下手な親でした。

だから私は親に様々な感情を持っていました。

でも私の親が私のことがかわいくなかったか、といったらそうではないのです。

私の親は私に自分たちの愛情を伝える方法を知らなかったと、今は子供の立場でそう思います。

親は大切な子どもだからこそ、子どもを大切に扱って、子ども自身に自分は大切な存在だと理解されるように振舞ってほしいなと思うんです。

「親の愛情を伝える方法を知ること」が出来れば子供を救うことができます。

参照⇓

「あなたメッセージ」と「わたしメッセージ」 あなたメッセージ 子供に言いたいことがあるとき(しつけたいとき?)、どうしても責める言い...

愛情を伝えることは、甘やかすこととは違います

親の愛情を伝えること、それは子供をありのまま認め愛してあげることなんです。

こうでなければ愛さない、大切にしないというのではなく、いじめられる弱い子でも、テストの点が悪くても、かけっこでびりになっても、お母さんやお父さんは、自分を好きでいてくれると子供が確信できるような接し方をしてあげることなんです。

でも、何よりも一番大切なのは具体的な方法を知ることよりも、お母さんお父さんの心の持ち方を変えることなんです。

そのままでいいんだよ、と優しい手と愛情に満ちたまなざしを子供に向けてあげてください。

私の育児の考えの基本になるのが「子どもへのまなざし」の著者、佐々木正美先生の考え方です。

子どもへのまなざし

私が佐々木正美先生のことを知ったは、上の子の幼稚園の園長先生がこの本を紹介してくれたからでした。

「20歳のうちの子に佐々木先生のおっしゃる通りにしたら変わったのよ!これ、本当におすすめだからぜひ読んで!」ってこの本を貸してくれたのが最初です。

20歳でも効果があるのだから、幼児や小学生だったらもっとすごいよ、と。

実際、今の私も園長先生と同じ気持ちです。

佐々木先生はもうお亡くなりになってしまいましたが、臨床の現場でずっと子供たちに接してきた児童精神科のお医者様でした。

私は先生の講演には何回も出かけてその優しい語り口のお話を聴きました。
穏やかな暖かい話しをしてくださる先生で、お話を聞いて帰るときには早く子供たちに会いたくてたまらなくなるほど子供たちが愛おしくなりました。

子どもの心を育てることでメンタルの強い子や社会性のある子に育ってほしいと思われるならこの本をお勧めします。

ブロトピ:記事をUPしたら、ここで報告!

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