子育てのストレスは周囲の助けを拒否するから?甘えてみたら変化があるかも

※ これはフィクションです。

「早く早く!」
もうすぐバスが来てしまう!急がねば!!
3歳になる上の子の手を引き、1歳半になる下の子を抱っこして、大きな荷物を二つ持つ私はワーママ。

良かった!バス、まだ来て無かった…。
ほっとして下の子をバス停で下ろす。
するとすぐウロウロし始める1歳半…。
それを見て上の子が3歳なのに「そっちへ行っちゃだめよ!危ないよ!」と叱ってくれる。

二人とも女の子。とても可愛い。
でもちょっと不満もある。
上の子はいつも不機嫌でいることが多い。
そして人見知りだ。
誰が話しかけても笑顔を見せることはなく、ツンとしている。

下の子は女の子とは思えないほどよく動く。
起きているときは目が離せない。
精神的に参ってしまうのではないかと思うくらいだ。

ただ、子供を保育園に預けている間だけは私ひとりの時間。
その間は悪いけどほっとさせてもらっている。

もし働いていなかったらと思うとぞっとする。
この思い通りにならない二人を抱えて毎日過ごすのかと思うととてもやりきれない。

こんな風に思うのは母親として失格かなと時々思うけれど、そんな気持ちを感じていたら生きていけないから

どこか心の隅っこのほうに置き去りにして、気づかないふりをして毎日を過ごしている。

あ、バスが来た。
あれ?今日はなんだろ、すごく混んでる…。

下の子を抱っこして、上の子を先に乗せる。
「さーちゃんだめ、大人しくしてて。」

下の子が抱っこされたくないとぐずって降りようとしてる。
でも混んでるから下におろすと大変だ。
あーー、降りちゃった。

下の子を立たせてその後で支える。
上の子は私の横で大人しくしているのでほっとする。
でも私が持っている二つのバッグが頭を圧迫して苦しそう。

ごめんね、少しの間だから我慢してね。

下の子は動きたくてぐずり始めた。
あぁ、困ったな。でもバッグが邪魔で抱っこできない。

え?ここに置いていいですよ、ですって?

あぁ、バッグを、目の前に座るおばさんが自分が持つって言ってくれてる。
でも…、悪いから…。

「いいんです、大丈夫です。すみません。」

そう言う間も上の子は頭を圧迫され続けている。
下の子はとうとう大泣きし始めた…。

すみません、ごめんなさい。
あぁ困ったな。

隣のおじさんに嫌な顔された?

同乗者の方たちはさぞうるさいと思ってるんだろうな。

でも仕方ないじゃない、こんなに混んでるんだし、小さい子なんだし、

上の子なんて3歳で、しかも頭を圧迫されているのに大人しくしてるんだから、

少しくらい多目に見てくれたっていいじゃない。

「さーちゃん、混んでるのだから、仕方ないでしょ。泣かないの。泣いちゃダメ。みんなうるさいって言ってるよ。」

こうでも言っておかないと、なんて母親だ、しつけも出来ないって思われちゃう。
しつけは出来てるよ、上の子を見てよ。苦しい中でも文句言わずにしっかり立ってるじゃない。

下の子はまだ1歳なんだから仕方ないのよ。
あぁ、もう、早く着かないかな。

「あぁ、大丈夫です。すみません。」

また、おばさんが声をかけてくれたけど、ねぇ、だって、知らない人だもの、そんなこと言われても、悪いわ。

下の子をおばさんの膝の上に座らそうとしてくれるけれど、下の子はママ、ママって、私のところから離れないから。

「すみません、うるさくして…。さーちゃん、静かにしようね。」

取りあえず謝っておこう。

次だ、降りる停留所。

はぁ、ほっとした…。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Site Protection is enabled by using WP Site Protector from Exattosoft.com