ネガティブ発言ばかりの子供のやる気を引き出す聞き方のポイント

子どもの話を聴こうとしてもネガティブ発言ばかりだとうんざりしますよね。

私もそうでした。

でもそうも言ってはいられません。

だから、ネガティブ発言にどう対処したらよいか。
それを今日は書いていきますね。

ネガティブな感情を聞くときに気を付けていたこととは

大学生の下の息子は自分のネガティブな気持ちを吐き出したい子です。

イライラすることがあると帰宅するやいなやネガティブ発言のオンパレード。

この子はとても感受性が強く小学校低学年からややこしい子でした。

その特徴は

  • 自分の中の優先順位がはっきりしていて、その通りにならないとすぐ不機嫌になって動かなくなる。
  • 食べ物の好き嫌いが激しい。
  • 学校では優等生だが家では自由気まま
  • 好きなことには一生懸命取り組む
  • ひとり遊びが好きでちょっかいを出されることを極端に嫌う
  • 友達は少数の子と密に遊びたがる
  • 家では嫌なものは嫌と感情を激しく出すが外では大人しい

この子は、家では機嫌が悪くなるとなかなか直らず困ってしまうのですが、学校では優等生でした。

学校で我慢して頑張っている反動で家ではすぐ機嫌が悪くなるのでしょうね。

そして、家で機嫌が悪くなるのは未だに続いています。

そしてその時にはネガティブな話を延々とします。

自分の性格のこと、友達関係のこと、将来の夢はあるがそれが実現できるか考えると不安になること、世の中の理不尽についてなど。

このように成人しても親に話をしてくれるのは、私があることに気を付けて話を聴いていたからです。

子どものネガティブな話を聴くときは「大丈夫だよ。」は絶対言わない

子どもがネガティブな言葉を口にすると親はすぐ、「そんなことないよ。」とか「大丈夫だよ。」と子供の言葉を否定したり、「そんなこと言うな。」とたしなめたりします。

親は少しでも明るい気持ちになってもらいたいから言うのです。

でもそれをしていると子供が否定的感情を感じてはいけないと無意識に思うようになってしまうのです。

また、子どもにそんなことを言うんじゃないなどとたしなめると、子どもは自分の感じ方は間違っているのかと無意識に思うようになります。

これではやる気を引き出すどころか、思春期になって自分の考えに自信がもてなくなったり、自分はダメだと思ったり、ポジティブな自己イメージを持つことができにくくなります。

子どもがネガティブな発言をしたときはどう対処したらよいでしょうか

子どもがネガティブ発言をしたとき、まずは子供の言葉を受け止めてあげてください。

否定的な言葉やネガティブな言葉を否定するのはNGです。

そのまま繰り返したり、子どもの代わりに苦しい気持ちをお母さんが言ってあげてください。

例えば「やったってどうせできないよ。」と言われたら「そっか、どうせできないと思ってるのね。」

「僕には才能がないんだよ!」と言ったら「そうなのね、才能無いと自分では思うんだね。」と。

ネガティブな感情を抱くのは人として当然のこと。

だからまずはお母さんがそれを悪いことと思わないように考え方を変えましょう。
お母さんがどうおもっているか、は大事です。

その上で、上記のように子どもの言うことを受け止めます。

「そっか、そう(どうせできないと)思ってるのね」と言うと子どもは「そうだよ!できないんだよ!」と言うでしょう。

そうしたらここで、子どもの感情を言葉にしてあげます。

「才能無いと思うと悔しくてたまらないんだね」とか、「自分に腹立たしく思うんだね。」

もし出て来なければ「そっかそっか」「そうだね、そうだね」だけでもいいです。

決して「そんなことないよ。」という否定だけはしないでください。

このようにお母さんが受け止め続けることによって、親に話しても大丈夫だと子供は思えるようになります。安心するんですね。

子どもが安心するとだんだんネガティブトーンが落ち着いてくるのがわかります。

そして、こうしたネガティブ発言をお母さんが受け止めてくれることが続くと、ネガティブな状況の解決の仕方を子供自身が見つけられるようになってくるのです。

子どもは親がアドバイスしなくても、他人にアドバイスを求めたり、自分で考えて解決策を見つけ自分で勝手にやる気を出して問題を解決していきます。

 ネガティブ発言を親が受け止めたら、自分でやる気を出した実例 その1

具体例をお伝えしましょう。

上の子は大学を卒業して社会人になりました。

就活も佳境に入った大学生4年の6月になって、面接を受けていた会社からのお祈りメールが続き、加えてかなり面接の進んだ会社からの連絡が途絶え「持ち駒が無くなった・・・」と落胆したことがありました。

その時のもネガティブ発言が延々と続きましたが、私は話を受け止めてとにかく聞き役に徹していました。

子どもはどうしたらいいかなどうしようと言い続けていました。

しばらくは部屋に閉じこもっていました。

このままだったらどうしようかと思いましたが、子どもの人生と自分の人生を切り離さなければならないと思い、見守っていました。

その後「友人と自分自身のことや将来のことなど深い話をして自分のことがよく分かった。ここからまた始めるよ!」と気持ちも新たに就活を一からやり直すために活動を再開しました。

すると、連絡が途絶えたと思っていた会社から最終面接の連絡が入り、結局子どもはその会社に合格しました。

私は子どもの話を聞いていただけ。

彼は自分で友人に相談し、解決策を見つけ道を切り開きました。

親は子供の話を聴いていただけ。

アドバイスは何もしませんでした。

 ネガティブ発言を親が受け止めたら、自分でやる気を出した実例 その2

下の子はネガティブ発言のオンパレードと書きましたが、小学生の頃から高校生までずっとそれは続いていました。

私はなんとかこの子が明るい心を持ってくれないかと思いましたが、子どもは親が何を言っても子ども自身が納得しないと難しいとわかっていました。

それは私自身がそうだから、なのです。

そこで子どもの話を傾聴し続けることにしたのです。

子どもは学校であったネガティブな状況で自分がどんな嫌な気持ちだったかということや自分の性格の悪いところ、学校での立ち位置まで話ていました。

(スクールカーストがなんちゃらとか言ってましたね)

さらに学校制度は矛盾だらけだとか先生に対する文句、クラスの雰囲気や、高校生の頃は世の中のこと、男女の違いの話から男は負け組なんだ!とかまぁ、本人の考えの偏りもかなり入った話をひたすら話続けました。

私は自分の意見を言ったこともありましたが、セオリー通り、親の意見は聞きませんでしたね。

ですからとにかく話を聞くだけ。

しかも父親には言わないんですから。二人とも。

ネガティブ発言は母親である私にだけです。

大学を決めるときもにかなり悩んで毎日ネガティブ発言で親も大変な時期でした。
でもずっと私は聞いていました。

最終的に自分で進路を決めましたが、大学入学後、本人にあの時大変だったよねと言うとそう?と言うのです!

覚えてないんです。あんなに心配したのにーーー!

そんなものなのです。

だからネガティブ発言をしているからといって子どもを変えようとしなくていいと思います。
子どもの話を否定せずに聞いてあげていれば子どもは自分で自分の道を探していくものなのです。

この子は大学生になった今、とても意欲的にキラキラ頑張っています。

高校までは将来に何の夢も持てないと言っていたのがウソのような今の状況です。

大学生活はかなり自由で強制されるより自分で組み立てて生活するものです。
学校生活の強制される部分に反応していた子でしたので、大学生になってずいぶんラクになったようです。

ただ、今でもやはりネガティブ発言はあります。

忙しすぎる日常にイライラしてネガティブ発言オンパレードになることも多々ありますが、小学校~高校の頃に比べればなんてことないです。

私にはきちんと受け止めていればいずれ元気になってくれるという確信がありますから。

2019年2月補足

最近は将来の不安を口にすることが少なくなってきて、逆に「大丈夫だと思う」とか、「試験には絶対合格するよ!」とかポジティブな発言をするようになってきました。

本を読むのが好きですが、最近様々な本を読んでいろいろな方の考えを学んだそうです。

そうすることで、自分の考えが偏っていることに気づき、ポジティブに考えられるようになってきたそうです。

子どもは話を聴くだけで、こちらの意見を言わなくても自分で解決策を見つけてくるのですね。

わが家のネガティブ発言ばかりの子はいばらの道を歩く子どもですが、話をずっと聴いていた効果だと思います。

子どもにアドバイスをしたいときはどうしたらいいか

そうは言ってもやはり親の考えを伝えたいと思うのはよくわかります。

ネガティブなことばかり言ってないで少しは明るい考えを持ってほしいと伝えたい気持ちもわかります。

もし親の気持ちや考えを話したいのなら、子供がやる気を出して元気になったあとが良いと思います。

もし何かアドバイスをしたいと思ったら、子どもが落ち着いてきた頃を見計らって、話してみてください。

親の気持ちを話すのは落ち着いてきてからです。

でも、聞き入れてくれるかどうかはその時の状況や親子関係によるでしょう。

今までネガティブ発言を否定されてきた子はお母さんが否定しなくなったとしてもなかなか落ち着かないと思います。

何日も何週間もネガティブ発言を繰り返すかもしれません。

うちの子がそのタイプです。

でも、お母さんが否定せずに受け止めてやっていると次第に自分で明るい方向へ向かって考え方を変えていきますので、諦めずに続けてみてください。

本当に少しずつ、薄皮をはがすように、という例えがぴったりだなと思うほど少しずつかもしれませんが、自分でネガティブを乗り越えていきます。

子どものネガティブ発言を受け止める目的は、親の気持ちを子どもに受け入れてもらうことではなく、子ども話を聞いて子どもが自分で解決の方法を見つけ出す手伝いをすることです。

子どもは自分の気持ちを聞いてもらえると自己肯定感を自分自身で育めるようになるのです。

自己肯定感とは自分がそのままありのままでいいと自分自身で信じられる力です。

これは親が子供の話を否定せず聞いてあげることで育まれるものです。

気持ちを受け止めてもらえることで子供は自分で解決の道を探すことが出来るようになるのです。

たしなめるのはそれからです。

親の考えや気持ちを話すのはそれからです。

子どものやる気を引き出す聞き方のポイントまとめ

子供は幼い頃はお母さんやお父さんと話したくてうずうずしているはずです。

お母さんが忙しそうにしていても一所懸命話しかけてくるはずです。

でも今忙しいからあとでねと返していたり、子どもが話しかけてきても向き合わず家事をしながらなど対応がいい加減だったりすると、子どもは自分を受け入れてもらえてないと感じて話さなくなります。

子供が自己肯定感を得るためには親から受け入れられていると思えないと難しいんです。

子どもがお母さんに自分は認めてもらえている受け入れてもらえてると思えるようにするためには、子どもが話しかけてくる時期にキチンと対応する必要があります。

思春期になると子どもは話さなくなります。

話す子でも話す内容を取捨選択しますから、話さない子は本当に話さなくなります。

思春期に話さない子にしないために、幼い頃にきちんと話を受け止めてあげてください。

ネガティブ発言をしたときにも「そんなことないよ。」とか「大丈夫だよ。」とか否定せずに、「そうなんだね。」「そうね。」と受け止めてあげてください。

否定的な言葉やネガティブな言葉もそのまま繰り返したり、その時子どもが感じている気持ちをお母さんが表現してあげてください。

お母さんに自分の気持ちを受け止めてもらえることで、子どもは自分で解決の道を探すことが出来るようになるのですから。

私の育児の考えの基本になるのが「子どもへのまなざし」の著者、佐々木正美先生の考え方です。

子どもへのまなざし

佐々木先生はもうお亡くなりになってしまいましたが、臨床の現場でずっと子供たちに接してきた児童精神科のお医者様でした。

私は先生の講演には何回も出かけてその優しい語り口のお話を聴きました。

穏やかな暖かい話しをしてくださる先生で、お話を聞いて帰るときには早く子供たちに会いたくてたまらなくなるほど子供たちが愛おしくなりました。

この本は佐々木先生の優しい語り口がそのまま書かれていて、読んでいてほっとします。

子どもへの接し方の根本の基礎を教えてくれているので、子どもが成長してもずっと子どもとの良い関係を保ったままいられます。

もし、育児に悩まれているのなら、この本をお読みになることをお勧めします。

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