子どもを上手に自立させるためのポイント

自立と自律を身に着けさせることが育児の目標

自分のことは自分で出来るように。(自立)

自分で自分を律することが出来るように。(自律)

これらは育児の大変大きな目標ですね。

自分のアタマで考えて自ら行動出来るようになって欲しいと望む親御さんは多いです。

想像力と創造力が豊かで思いやりがあって、賢い大人。

だれもが自分の子供がこうであったらと望みます。

でもなかなかそううまくは行きません。

何で??
どうして??
どうしたらいいの?

子どもに早くしなさいと言うのは自律とは反対のしつけ(他律)

今の日本人は我慢が出来なくなったと言われます。

なんでもすぐ手に入る時代です。

まったくもってその通りだなぁと私も思います。

これは育児にも当てはまるのかなぁとも思います。

子どもの成長を見守る我慢ができないのは私たち母親も?

というのも、お母さんたち、子供が早く何でも自分で出来るようになって欲しい、あの子より、この子より早くできるようになって欲しい。

早くだけでなく、上手に出来るようになって欲しいと思っている方が結構いらっしゃるような…

それで、早く早くって、成長のスケジュールをお母さんが決めてしまっているのですね。

これは自律ではなく他律です。

人は幼児期に自律を学ぶ

自律を学ぶ時期は幼児期です。

少しずつ自分で出来るようになってきて、しつけを始めるころ。

たとえばトイレットトレーニングのときに、おしっこはここでするんですよ、オムツの中にするんではないですよ、と教えます。

教えて、いつトイレで出来るようになるか、というのは子供が決めるんです。

普通の小学生でオムツをしている子はいませんよ。

4、5歳にもなればときどき失敗してしまうことはあってもオムツではないですよね。

落ち着いて待ってあげて欲しいのです。

トイレットだけでなく、全てに、これ、当てはまります。

食事のしつけもそう。

スプーンで食べてね、手で食べるんじゃないのよ、そう、教えて出来るようになるのを子供が決めるんです。

カバンはここにかけてね。

靴はそろえてね。

外から帰ったら手を洗おうね。

子どもを上手に自立させるためのポイントは?

穏やかに教えて待つ

強制ではなく、教えて、穏やかに教えて、子供が決めたときに自分からやるようになるのを待つんです。

ひとりで出来ないことならば優しく手伝ってあげてください。

やり方を見せて方法を教えてあげてください。

子どもが望んだときは助けてあげる

実は安心して親に頼れる子のほうが自立は早いのです。

親は望めばいつでも助けてくれるという安心感が子供を自立へと導くのです。

ずっと出来てたのになんで今日は出来ないの?

こんなこと、自分で出来るでしょ?甘えてないでやりなさい。

こんな気持ちになるときがありますね。

でもね、子供の成長は一進一退です。

自分で出来ることでもやりたくないときもあるし、甘えたいときもあるし、頼りたいときもあるんです。

(実例)できることもやってーと甘えてきたら?

例えばお片づけ。

ランドセルや幼稚園カバンは帰ってきたら所定の位置に置くことになっているおうちが殆どだと思いますが、放置してあるとき。

「あれ~、カバンが置いてある。誰のかな?邪魔だなぁ。」

こんな風に言うと子供は片付けようとすることが多いのですが、時には「お母さん片付けてよ~。」

「そんなときは仕方ないわね~今日だけよ~。」と言って片付けてあげていいと思います。

時々手伝ってあげるくらいで自立できない大人にはなりません

お母さんが時々手伝ってあげると片付けの出来ない大人になってしまいますか?

そんなことはないですよね。

学校では所定の位置にきちんとランドセルを置いているはずです。

幼稚園保育園の幼児でさえ、お外ではきちんとやっているんです。

おうちで時々お母さんに甘えるくらいで出来ない大人にはなりません。

親に甘えられなければ、逆にだらしない大人になってしまう可能性も

逆に、おうちで甘えられなかったら、小さいうちは親や大人が怖いから言うことを聞いていても、大人になって自分の意志で行動できるようになったとき、やらなくなる可能性が高くなります。

お外でもおうちでも出来なくなる可能性が…

なんでも抱え込んでしまう人は人間関係に不安があるから

あまりにも自立心がありすぎで何でも抱え込んでしまう人がいますけれど、人間関係に安心できない人です。

人間関係というのは信頼関係です。

親との間に信頼関係があれば(親を信じられれば)外の人間関係に安心していられます。
安心して人に頼ることが出来ます。

互いに頼り頼られ、出来ることは自分でするけれど、出来ないことはやって欲しいと言える

安心して人に頼れない人は出来ないことまでやろうとしてしまって、立ち往生してしまいます。

それは孤立と同じことを意味するのではないでしょうか。

思春期になったとき、子供が孤立してしまうのはお友達に安心できないから。

お友達との人間関係に安心できないからです。

子どもは気持ちが満足すれば自立していく

トイレにだってひとりで行けるけど、今日はお母さんについてきてもらいたい。

洋服だってひとりで着られるけど、今日はボタンをお母さんにはめてもらいたい。

シャツを上手にズボンにしまえないから今日だけはお母さんにやってもらいたい。

やってあげていいんですよ。

突き放さないで、子どもが望んだらはいはい、って笑顔でやってあげて欲しいです。

満足すれば、出来ることをいつまでもやってとは言わないのが子供です。

だって、親ってホントは子供からしたらウザイんですから。

自律を学ぶのは幼児期ですが、幼児期に学べなかった子(強制が多かった子)はその後でも大丈夫ですから、教えて自らやるまで待ってあげる、教えて出来なければ手伝ってあげる、そういう接し方をしてあげて欲しいです。

年齢が上がれば上がるだけ、待つ時間も手伝う時間も長くなるでしょう。

でも、強制していては、大人になったときに意欲的に自分から行動できるようにはなりません。

成長には時期に応じた課題がある

人間はその時期その時期の課題があって、その課題をクリアできないと大人になってもそれを持ち越してしまいます。

ですから子供時代は頑張って親のために(親が言うから)やってきたけれど、思春期以降、親の手が届かなくなると自分でやろうとしなくなるのです。

よくあるのがだらしのない大人。

大人なのになんでこんなにだらしないの?と思いますが、幼児期に強制の多い中で育ったのでしょう。

自律を学ぶ時期に学べていないので、課題をクリアできていないのですね。

大人になったから出来るというものではなく、育つ過程での課題をひとつずつこなしていかないとこなせなかった部分は残ってしまうんです。

私はしつけたいことは、いつも同じことを何回も繰り返し言います。

叱るのではなく穏やかに言います。

上に書いたような言葉は私が子供に言っていたことです。

いつの間にか子どもは自分でするようになりました。

宿題もしなさいとは言いませんでした。宿題しようね、とは言ったかもしれません。

いつの間にか子供が自分で宿題をする時間を決めてその時間にやっています。

音読が宿題のときは自分からお母さん読むから聞いて、と言ってきます。

子供はお母さんは怒らないといいます。

私は注意はしています。

飽きずに同じことを同じ調子で穏やかに言い続けているからでしょうか?

子供は注意されているとも感じていないようです。

いつか出来ると安心して待ってあげてください。

親が安心していると子供も安心して自分からやろうとする力を発揮できるのです。

(2007年に下の子が小学生の頃書いた記事です)

私の育児の考えの基本になるのが「子どもへのまなざし」の著者、佐々木正美先生の考え方です。

子どもへのまなざし

佐々木先生はもうお亡くなりになってしまいましたが、臨床の現場でずっと子供たちに接してきた児童精神科のお医者様でした。

私は先生の講演には何回も出かけてその優しい語り口のお話を聴きました。
穏やかな暖かい話しをしてくださる先生で、お話を聞いて帰るときには早く子供たちに会いたくてたまらなくなるほど子供たちが愛おしくなりました。

この本は佐々木正美先生の優しい語り口そのまま書かれています。

とても読みやすく具体的に書かれていますので、私は育児のバイブルとして毎日読んでいました。

子どもの心を育てることで子どもの自立心を養いたいと思われるならこの本をお勧めします。


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