子どものしつけ|叱り方が悪かったからと後で後悔しないために今できること

怖い顔でしつけをしないと困った子になりますか?

1歳~3.4歳くらいのまだ年少さんにもならないくらいの小さいお子さんに一生懸命しつけをして泣かせているお母さんを時々見かけます。

今日は、幼稚園の制服を着たお子さんにものすごく怖い顔をして怒っているお母さんを見ました。

そのお母さんは子どもさんが水泳の授業で使ったバスタオルを持って帰って来なかったことを問い詰めていました。

「どうして持って帰ってこないの?」

「どうして?」「どうして?」と言い募っていました。

お子さんはお母さんを見上げて今にも泣き出しそうに顔を歪ませて、でも男の子だし外だしお友達に見られているかもしれないから?一生懸命泣かないように頑張っていました。

お母さんはしつけをしているつもりなのかもしれませんね。

でもこれはしつけではないですよね。

こんな風に叱っていると子どもが成長したのちにママは私の叱り方が悪かったからと後悔するはめに。

子どもの行動が自分の理想どおりでないからといって子どもを叱っても、子どもは親の言うことを理解してくれることは少ないでしょう。

特に小さいお子さんはまだまだ言葉を理解できない部分も多いので、親の言いたいことが伝わらず、伝わるのは怒られて怖かったことだけ。

参考

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頭ごなしに怒られたときの子どもの心理はこんな感じ

・何か失敗をしたら親は怒る。

・自分は怖い思いをする。

・でも自分は何で怒られたのかな?わからない。

・何が失敗だったのかな?

・次はどうしたらいいのかな?わからない。

・じゃぁ、怒られないようにおとなしくしているのがいいかな?

・お母さんの機嫌の良いときなら怒られないかな?

こんなことしか感じられなかったら怒る意味がありませんよね。

どうやったら失敗しないのかを教えてあげないと、叱った意味がないのです。

子どもはママが怖いから、おとなしく言うことを聞いているような態度をしますが、

実際は何で怒られたかわからず同じ失敗を繰り返してしまいます。

そして、思春期を迎えるとあんなに言うことを聞いていた素直な子が、全然話を聞かないし、話をしてくれないし、全く別人のようになってしまったということが起こります。

「どうしてこんなに変わってしまったのだろう」とその時になって叱り方が悪かったから…?と後悔することになってしまいかねません。

小学生、中学生を相手に生活していると、幼児さんはとても可愛くて、

うちに居たら怒るなんてことは絶対にしないだろうなぁと私は思うのです。

そして大きいうちの子と自然と比べてしまうのですが、

まだまだ小さいんだから厳しく叱らなくてもいいよね、という気持ちになります。

今できること|しつけは穏やかに伝え続けること。子どもはママに安心する

小さな子を育てているママたちは、私のような気持にはなれなくても、今叱らないと将来困る!と焦らなくても大丈夫ですから、

どうか子どもを感情的に叱ることだけはしないようにと気持ちを変えていただけたらと思います。

うちは兄弟が6学年離れているので下の子が生まれたときは本当に可愛くて、

成長しても私はほとんど怒ったことがありませんでした。

もちろんしつけはしますよ。

でも教えるだけです。こうなんだよ、と教えるだけ。

今できること しつけるときのポイント

同じことを同じ調子で何回も伝えるだけです。

食べ物をこぼしても、食器をひっくり返してしまっても、怒らなかったですね~。

小学生になっても「あれ~」と言うと子どもが悪いことをしたという表情をしますので、

「なんていうんだっけ?」と聞くと「ごめんなさい。」

そして布巾を渡して自分でふけるところは拭かせました。

次にどうして食器をひっくり返すことになったのかを言わせます。

本人に言わせるのがポイントです。

怒らずに、穏やかに「どうしたらこぼさずに済んだと思う?」と聞きます。

穏やかに、です。

そうすると失敗してもお母さんは怒らず教えてくれるんだ!と安心するんです。

子どもに安心感を与えることが大切なんです。

安心していると子どもの心にスッとお母さんの注意の言葉が入ってきます。

そして、自分でこうすれば失敗しないと考えて口に出した言葉は、

しっかりと子どもの心に刻み込まれます。

脅して言わせるのではありません。

しっかり落ち着いた心で自分で考えたことを言葉にさせるのです。

それが最大のポイントです。

自分で考え自分で言ったことというのは自分のものになります。

それが子どもの習慣として根付くのです。

穏やかにしつけをした子どもの今

子どもはお母さんは怒ったことがないと言っていました。

(注 大学生の今もお母さんは怒ったことがないと言います。

今もこぼすことありますよ。大学生でも。

そんなときは、すみませんと言って自分できちんと拭いてくれます。

私は何も言いません。2019.2.10)

上の子のときはここまで余裕はありませんでした。

それでも子どもの失敗を責めることだけはしないように努めていました。

なので上の子もお母さんはほとんど怒ったことが無いと言います。

(注 社会人の上の子も注意はされたけど、怒るというのとは違うよねと言います。2019.2.10)

いま、怖い顔で叱らないと大きくなって困ったことになっているのだとしたら、

うちの子たちは困ったことになっているはずですが、そんなことはないですよ。

ママに安心すると子どもは親の言うことを素直に聞けるようになる

穏やかに同じことを同じ調子で言い続ける。

穏やかに伝え続けたら、子どもはお母さんに安心した心を持てるようになります。

すると、お母さんの言葉がすっと子どもの心に入っていくのです。

お母さんが怖い顔で感情的に叱っていると、お母さんの言葉以外の部分が気になって、お母さんの言葉が入ってこなくなります。

しかし、お母さんに安心してる子は、お母さんの言うことがピンポイントで心に入ってきますから、

きちんとお母さんの言葉を聞ける子になるのです。

即効性はないかも知れません。

今までと違うやり方をすると子どもも新しいやり方に慣れるまで時間がかかりますから。

でも、このやり方をしていると

本当に落ち着いた子になりますし、お母さんの言葉をちゃんと聞いてくれる子になりますから。

同じ調子で伝え続けることをして、お母さんは怒らないと思って育った子は、穏やかな性格の男の子になりました。

参考

言うことを聞かない子が大人になったとき 成人した子どもたちが小中学生の頃に書いた記事です。 私は子どものいやをできるだけ認めて、...

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しつけは感情的に叱ることではない

何度も同じことを書いているのですが、

今、しつけをしないと大きくなって困ると切羽詰っているお母さん。

怖いお顔で怒らなくても困ったことにはならないから大丈夫。

怖い顔で叱らないと子どもは言うことを聞かないと思いますか?

でも、しつけは感情的に怒ることとは違います。

感情的に叱っているとどうなる?

感情的に叱っていると、子どもは親に不満を持ちます。

不満の気持ちは攻撃性を生みます。

思春期には攻撃性が大きくなります

攻撃性が外に向くと家庭内で親に大きな怒りをぶつけるようになったり、

お友達をいじめてしまったりするようになります。

攻撃性が内に向くと、自分自身を攻撃するようになります。

自分に自信が持てずに自己嫌悪に陥ったり、最悪リストカットということもあります。

感情的に怒っていると逆に大きくなったとき困ったことになります。

なので穏やかに言って聞かせて欲しいと思います。

同じことを同じ調子で穏やかに言い続けるだけでよいのです。

すぐに出来るようにさせたい、言うことを聞かせたいという思いは親の理想ですが、

これはまず無理でしょう。

子どもは心もからだの機能も未熟です。

子ども本人は怒られないように上手にやりたい、怒られないように言うことを聞きたい、

そう思っています。

でも出来ないんです。

子どもは親の言うことを聞きたいと思っているんだ、という気持ちをわかってあげてください。

いつかは出来るようになりますから焦らないで、穏やかに伝え続けてあげてください。

もっと楽しく育児をしたいと思われるなら、この本をお読みになることをお勧めします。

子どもへのまなざし

私が佐々木正美先生のことを知ったは、上の子の幼稚園の園長先生がこの本を紹介してくれたからでした。

「20歳のうちの子に佐々木先生のおっしゃる通りにしたら変わったのよ!これ、本当におすすめだからぜひ読んで!」ってこの本を貸してくれたのが最初です。

20歳でも効果があるのだから、幼児や小学生だったらもっとすごいよ、と。

実際、今の私も園長先生と同じ気持ちです。

佐々木先生はもうお亡くなりになってしまいましたが、臨床の現場でずっと子供たちに接してきた児童精神科のお医者様でした。

私は先生の講演には何回も出かけてその優しい語り口のお話を聴きました。

穏やかな暖かい話しをしてくださる先生で、

お話を聞いて帰るときには早く子供たちに会いたくてたまらなくなるほど子供たちが愛おしくなりました。

この本は佐々木先生の優しい語り口そのままに書かれている本です。

子どもの心をまっすぐに育てる子育ての本質を教えてくれています。

思春期の難しい時期になっても、子どもとの関係を保つためのお母さんの心のあり方や

子育ての方法も教えてくれています。

心が育つと落ち着いて勉強に励むことができます。

自分の頭で考えて答えを導き出せる子になります。

子どもの心を育てることでメンタルの強い子や社会性のある子に育ってほしいと思われるならこの本をお勧めします。

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