いじめはなぜ起こる?その理由と根本的な対策

うちの子がいじめられたらどうしよう…

逆に、うちの子がいじめていたらどうしよう…

そのどちらでもお母さんお父さんは心配になりますね。

いじめは今に始まったことではないにしても、今のいじめは犯罪だと思うくらいのひどいいじめもありますから、親としては子供の生活や行動に注意をしても、し足りないくらいでしょう。

だれもがいじめの加害者になるし被害者にもなってしまう

いじめる子、というのはどうしていじめてしまうのかと思いますよね。

でもきっと皆さん少しは気づいているのではないかと思います。

いろいろな言い方ができますが、安定していないからとか、寂しいからとか、性格が意地悪だからとか、人の気持ちが分からないからとか、いろいろ思いつくと思います。

いじめには様々なタイプがありますね。

いい子がいじめられたり、暗い子がいじめられたり、気の弱い子がいじめられたり、または、今までいじめの先頭に立っていた子が逆にいじめられたり。

調査でわかっていることですが、だれもがいじめの加害者になるし被害者にもなってしまう現状があります。

いじめている子はいじめだと思っていなけれど、いじめられている子はそうは捉えないこともあります。

文部科学省の定義ではいじめられている子がいじめだと認識すればそれはいじめなんだそうです。

うちの子もいじめ…られたことあります。文科省の定義からすると。

でもまだ小学校の低学年なので、よく聞くといじめ、というほどのものでもないと思うのですが、先生に相談すると、「子供がいじめだと思えばそれはいじめだからきちんと対応しないといけない。」と仰います。

私はそういう場合でも、相手の子が本当に悪意があってそれをしたのかどうか、それが一番気になります。

いじめる子は本当に相手の子が嫌いだからいじめるの?(小学校低学年の場合)

例えば、2年生のとき、うちの子はある女の子からいつも背中を叩かれていました。

学童の延長の時間で、学童室から出てはいけないと言われている時間でした。

子どもが叩かれはじめて数週間で、実は同級生の女の子からいじめられている…と切り出してくれたので、そのことを学童の先生に相談しましたら、先生からは女の子はうちの子に積極的に関わろうとしていて、仲が良いと思っていたとのことでした。

うちの子はマイペースで自分のしたいことがあるときはお友達から誘われても断ります。

それで、自分の方を向いてくれないうちの子の気を引きたいがために、どのように関わったらよいか分からなかったのでしょう、その子は叩く、という方法を取ってしまったのですね。

先生がよく話をしてくださって、またその子のお母様からもお電話を頂いてその後は何もなくなりましたが、これも文科省の定義で言えばいじめです。

でも私はこの女の子に悪意があったとは思えないのです。

幼い子たちのいじめはこんな感じで、お友達とどうやって仲良くしたらよいかわからないために、仲良くする方法を知らないから自分の気持ちの表現として、叩いたりきついことを言ってしまったり、ということがあるのだと思います。

いじめの理由は様々ですが、寂しさからいじめてしまうことがあります

もちろん理由は様々ですからこれは一例です。

ただひとついえることは、この女の子は寂しいのだと思います。

学童の先生に大変甘えていつもからだで甘えています。

抱っこされたがったり、べたべたと甘えています。

私がお迎えに行くとたいてい先生に抱っこされていました。

幼児ではないですよ、小学生です。

本当は親に満たしてもらいたい愛情をもらえないから学童の先生にもらおうとして甘えるのです。

それでも1年経った最近は抱っこされていることはなくなりました。

学年が下の子と遊んでいる姿も見かけます。

とてもお姉さんらしく遊んでやっている姿も見かけました。

寂しさが解消されないと思春期に問題が出る

優しい子です。

私にも積極的に話しかけてくれて、私はいい子だなと思っています。

でもその子の中の親や大人に甘えたい部分というのが解消されていないとしたら、大きくなったときにその気持ちが悪さをしてしまうことがあります。

それが外に向いたら、女の子は異性と早いうちに不適切な関わり方をしてしまうことがあります。

思春期に男女交際が行き過ぎてしまう場合、その原因は幼い頃からの寂しい気持ちを異性と関わることで満たそうとしてしまうからなのです。

大人になっても幼児の頃からの寂しさは男女関係に問題を起こす原因となります。

ませているのではなく、逆に大変幼児的な感情ということがいえます。

また、思春期には攻撃性が高まるので親や大人に満足できない気持ちを抱えていたり、自己肯定感が低い子は外に向いたら誰かをいじめてしまうかもしれません。

内に向いたら、物理的に自分自身を傷つけることを繰り返してしまうことがあります。

必ずそうなるというわけではありません。

でもそうなる可能性があるということです。

思春期に問題が起こることが想定されるのです。

甘えたい、大切にされたい、という感情は幼いときに満たされる必要があります。

でも、幼いときにそれが叶わなかったとしても、その後にお母さんが優しく見つめるまなざしを子供に送り、子供がそれを実感できれば、この子はきっと将来とても素晴らしい女性になると思います。

子どもが実感できれば、というところが大切なんです。

大人が勝手にこうすれば喜ぶだろうではなく、子供自身がお母さんは優しい、お母さんが好きと言う気持ちを持つことと、同時にお母さんも私が好きなんだと子供自身が確信することが大切なんです。

参考⇓

子供へ愛情を注ぐとか、愛情で満たしてあげるとか、とても抽象的でわかりにくいですね。 どうしてかというと親の立場からの言...

思春期のいじめと幼い頃のいじめの根っこは同じです

思春期のいじめは幼い子のいじめとは種類が違うのでしょう。

いじめてしまう理由は幼い子のそれとは違うものなのでしょう。

でも根っこは同じです。

その子が自分は親から大切にされていると感じているか?

親から愛情をもらっていると感じているか?

親から甘えさせてもらえているか?

親に大切にされて育ったら、友達を傷つけることをするはずがありません。

友達を大切にできないとしたら、その子は自分も大切に出来てないのです。

自分を大切にできないのは自分が大切にされてこなかったと子どもが思っているから。

不幸な人は幸福な人をねたましいと思う。

親に大切にされてこなかった子は、ある意味不幸な人です。

「いじめた子が苦しんでいる姿が見たいからいじめた。」と言う中学生。

その子はきっと自分自身が苦しんでいて不幸な気持ちが大きいのでしょう。

親に甘えさせてもらえた経験が少ないのかもしれません。

自分は親にたいせつにされたと自分自身では実感できていないのです。

親がどんなに大切に育てたと言っても、子ども自身が大切にされたと実感できていなければ、子どもは自分を大切にできません。

いじめもそのほかの問題も全て人間関係の不全です

親子関係も人間関係です。
子どもは親子関係をもとにして人間関係を広げていくんです。

いじめる子は自分が親や周りのひとから大切にされている実感が薄いので他人を大切に出来ないのです。

愛情をもらえていると実感できにくい環境にあることが考えられます。

子どもが愛情を感じるのは母性的な愛され方をしたときです。

参考⇓

精神的に強い子は親の愛情を確信している うまくいかないとすぐ諦めてしまったり、自信がない、すぐ泣く、そんな子が増えていると聞きます。 ...

だからいじめはいけないことだからやめなさい!と父性的な叱り方をしてもなかなかいじめをする子の本心には届きません。

いじめて相手を傷つけている子は自分がたくさん傷ついてきたからです。

いじめる子の心の内を思うと不憫でなりません。

いじめている子が真の親の愛情に気づいたときに、初めて、いじめはいけないことだから悪いことをした、と心が実感するのだと思います。

まずは本当の意味で親の愛情で満たされなければ、本当の意味でのいじめの解決にはならないのです。

親が子供に「自分の愛情を伝える方法を知ること」が必要なんだと思うのです。

参考⇓

0歳児のしつけが成功するポイントは? 0歳児のしつけが成功するためのポイントは、わかっていないと思ってもたくさん言葉がけしてあげる...

『前ブログで2007年に下の子が小学生のときに書いた記事を読みやすく編集しなおしました。』

私の育児の考えの基本になるのが「子どもへのまなざし」の著者、佐々木正美先生の考え方です。

子どもへのまなざし

私が佐々木正美先生のことを知ったは、上の子の幼稚園の園長先生がこの本を紹介してくれたからでした。

「20歳のうちの子に佐々木先生のおっしゃる通りにしたら変わったのよ!これ、本当におすすめだからぜひ読んで!」ってこの本を貸してくれたのが最初です。

20歳でも効果があるのだから、幼児や小学生だったらもっとすごいよ、と。

実際、今の私も園長先生と同じ気持ちです。

佐々木先生はもうお亡くなりになってしまいましたが、臨床の現場でずっと子供たちに接してきた児童精神科のお医者様でした。

私は先生の講演には何回も出かけてその優しい語り口のお話を聴きました。

穏やかな暖かい話しをしてくださる先生で、お話を聞いて帰るときには早く子供たちに会いたくてたまらなくなるほど子供たちが愛おしくなりました。

子どもの心を育てることでメンタルの強い子や社会性のある子に育ってほしいと思われるならこの本をお勧めします。

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